OLD DIARY

過去ダイアリー

2010.12.31

H22ゆく年くる年

平成22(2010)年も今日一日となりました。
皆様お一人お一人のこの一年はいかがだったでしょうか。

常盤木学園は昭和3年に「自由と芸術」を掲げ創立し、現在に至っています。創立者の思いは今でも変わることなく学校生活に反映されています。

 

「常盤木スーパー両立コース(常盤木SBC)」

創立から80年以上が過ぎ、高等学校のあり方も創立時とは大きく変化しました。「進学実績至上主義」あるいは「文武分業」とでも言うべき、学力偏重の教育。しかし、ある時点での学力が優れていたからといって、人間そのものの力──人間力が優れているとは言い切れません。

 

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創立者の願った全人教育と、学力向上の工夫を具現化したものとして、平成22年4月にSBCは誕生しました。33名の生徒たちは、本当に楽しそうに学園生活を送り、勉強に、部活に一生懸命取り組んでいます。

平成25年の春には、きっと全員が笑顔で学び舎を後にして卒業することでしょう。その時に、他の特別進学の生徒とは全く違った、「文武両道」の、学力や人間力に優れた生徒が生まれているはずです。そうなるべく、私たちは努力しています。

 

「音楽の力」

常盤木学園の音楽科は、昭和36年に設置されました。東北北海道地区で初となった音楽の専門課程をもった学科は、多くの卒業生を輩出。そして平成17年に男女共学となりました。男子生徒が入学してきたことにより、「音楽教育」という観点において様々なシナジーを得ることができ、多くの新しい成果を挙げています。

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しかし、このような成果も、日々のたゆまぬ努力の上に成り立っています。地道な練習と理論の実践の上に、音楽の力が育まれ、次世代の新しい音楽家の卵が成熟していくのです。

音楽科の演奏会やジュニア・ミュージシャン・クリニックなどの各種イベントを通じ、こうした音楽科の取り組みを体験していただくことが可能です。ぜひこうした機会にお運びください。

音楽科はこれからも一つ一つ、努力を積み重ねながら音楽の力を育んでいきます。

 

「女子高として」

音楽科が男女共学となったことで、純粋な「女子高」という見方がされなくなった学園ですが、「女子教育」は創立者の強い思い。まさに常盤木学園の柱です。

他方、普通科の生徒さんに女子高の印象を聞いてみれば、「楽しい」「女の子だけだから頑張れる」「人生の中で、女の子だけの三年間を体験してみたかった」など、様々な声が聞かれます。

身も心も学力も、大きく成長する高校三年間。この時期に脇目もふらず、自分のしたいことに没頭できる、熱中できる、仲間と一緒に努力できるというのは、女子高ならではのことなのだと思います。

その成果が、学力向上や進学・就職の実績だけでなく、部活動の戦績にも表れています。

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創立者の精神のもと、普通科の「女子高」としての取り組みを、もっともっと皆様に知っていただきたい──そんな思いでこれからも当サイトで情報を公開して参ります。

明日から平成23(2011)年。新しい年が、素晴らしい一年でありますよう、お祈り申し上げます。

来年も常盤木学園をよろしくお願い申し上げます。